2017.08.03
マンションか一戸建てかと様々な面から検証してみたところ、「資産」としての価値が高いのは一戸建てという結果となります。
なぜなら土地が大きなポイントとなるからです。
一戸建ての土地部分は築年数が経過しても劣化するわけではないので、土地としての価値は残ります。
現状では家は築20年を経過すると価値はほぼゼロになると言われています。
中古住宅の場合は実質土地の値段だけという場合も多々あります。
ですが、造りがしっかりとしており、その上メンテナンスがしっかりとしていれば50年以上持つ家もあります。
ところがマンションの場合だと、建物部分と土地部分を分離して売却することができないので、築年数の経過にしたがって資産価値が下がってしまうのが通常です。
最近の動向としては、マンションも捨てがたい選択肢となっています
一方でマンションの場合、防犯面や生活面でのメリットが挙げられます。
カギ一本で戸締りが簡単などの利便性だけでなく、管理人の常駐やオートロック、セキュリティ会社との契約など、防犯面ではマンションの方が優位性が高いでしょう。
一戸建てでそれらを自分で備えようとすると費用負担が必要となります。
生活面でも、マンションの場合は管理組合への参加などが義務づけられますが、近所付きあいなどをわずらわしく思わない人にとっては近所とのコミュニケーションができることで、精神的にも安心できる生活が可能になるでしょう。
最近では、子どもが巣立った後、夫婦二人で住むには広すぎる、病院に行くにも車が必要などの理由からセカンドライフを送る場として、校外の住宅地から市街地のマンションへ住み替えるシニア世代が多くなりました。
住み継ぐ人がいなければ、住まいは「恒久的なもの」ではないという側面も持っているのです。
必要な時に売りやすいのはどっち?
それは一戸建てが売りやすいのが通説です。
なぜなら建物自体は評価が下がっていたとしても、土地という強い財産がそこにはあるからです。
ただ、地域間の格差は否めなく、都市部の一戸建ては金額的に高額となるため、一概に売りやすい、買いやすいとは言えません。
東京近郊の住宅地では土地のみでもかなり高額になります。
そうなると中古マンションの場合、戸建てに比べると金額的にも安価となるため売り・買いがしやすくなるというわけです。
どちらがお得、マンションと一戸建てのまとめ
マンションと一戸建てを比較した場合、「どちらがいいか」はある意味普遍的なテーマのようですが、突き詰めると「そのご家族次第」という結果を迎えてしまします。
生活の利便性を求めるのか資産としての住まいを求めるのか、最終的な判断ポイントはそのご家族の状況次第と言えるでしょう。
それぞれのご家族や個人で今後の暮らし方をじっくりと吟味してどちらが本当に合っているかを決めていただきたいと思います。
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