2017.07.24

一生の買い物と言われる「家」。あなたはマンション派、それとも戸建て派。どちらもそれぞれにメリットとデメリットがあります。それらをしっかりと検討しご自分やご家族に合った住まい、「あなたらしい暮らし」を手に入れていただきたいと思います。
とはいえ、新築か中古かの違いによってメリット・デメリットが異なってくる可能性がありますので、今回はどちらも新築に限定して比較してみましょう。一戸建てについては土地を購入してから注文住宅を建てる場合と、土地付き一戸建て(建売住宅)を購入する場合が考えられますが、ここでは主に土地付き一戸建て(建売住宅)の場合を取り上げます。
それでは一戸建てからみてみましょう
〈一戸建てのメリット〉
・ある程度自分の好みの間取りで建てられる。
・築年数が経過しても土地の価値があるため、資産価値はそれなりに残る。
・土地を確保できれば、敷地内に車を止めることができる。
・一戸の家として独立性が高いので、プライバシー面で優位性がある。
・自由に増築や建て替えができる。
・管理費や修繕積立金、駐車場代(または駐車場管理費)などがかからない。
〈一戸建てのデメリット〉
・同じ立地条件だとマンションよりも物件価格が高くなる傾向がある。
・将来の修繕費を自分で準備しなければならない。
・空き巣や放火などの防犯(セキュリティ)面を意識する必要がある。
・保温面、日照面、害虫面などで優位性に劣る場合がある。
次にマンションでは
〈マンションのメリット〉
・同じ立地条件だと戸建てよりも物件価格が安い傾向にある。
・将来の修繕計画などが比較的しっかりしている。
・空き巣や放火など防犯(セキュリティ)面での優位性は高い。
・保温面、日照面、害虫面などで一戸建てよりも優位性がある場合が多い。
・近所付き合いなどを積極的にすることで、他の居住者と生活面での協力をしやすい。
〈マンションのデメリット〉
・管理費や修繕積立金、駐車場代(または、駐車場管理費)などの負担が必要。
・将来の資産価値は立地にもよるが、一戸建てに比べるとあまり期待できない。
・騒音を出したり、出されたりした際に、一戸建てよりも気遣いなどが必要。
・管理組合などへの参加義務がある。
それぞれにメリット、デメリットがあり判断に悩むところですが、価格面でみると一戸建ての方がマンションより高くなる傾向にあります。なぜなら、土地の価格に左右されてしまうからです。しかし、マンションでは管理費や修繕積立金、駐車場代(または駐車場管理費)として毎月3~6万円前後の負担がかかってきます。
これは一戸建ての場合は発生しないので30年から40年と住み続けることを考えると少なくても1000万円程度、多ければ3000万円前後の違いになってきます。ただ、一戸建ての場合も修繕費等は自分で負うものですから、定期的な補修と修繕の費用は準備しなければなりません。家の傷み具合の程度や平屋か二階建ての階数にもよりますが、10~15年ごとに修繕をする際に100万円から数百万円の現金の準備を一度にするか、リフォームローン等を組んで支払うことになります。
では、次回はもう少し踏み込んだ比較をしてみましょう。
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